3Dセキュア認証サービス
3Dセキュアとは
3Dセキュアとは、ビザ・インターナショナルが開発したインターネット上の本人認証技術です。
基本的にはクレジットカード決済を行う際に、クレジットカード会員本人がクレジットカード発行会社にて登録した*パスワードの入力が必要になります。
*パスワードとは?
クレジットカード会員は、利用しているカード発行会社にて事前に3Dセキュア専用のパスワードを登録します。その後、3Dセキュアが導入されているネットショップ等で決済を行う場合は、そのパスワードによる本人認証が行われるようになります。
ご利用のカードによっては登録しているIDの入力も併せて必要になります。
3Dセキュア2.0(EMV3Dセキュア)
この度、3Dセキュアが新たなバージョンであるEMV3Dセキュア(3Dセキュア2.0)に対応いたしました。
→ EMV3Dセキュア(3Dセキュア2.0)
現在、「VISA」「MasterCard」「JCB」「AMEX」「Diners」以上の5ブランドが採用しています。
各ブランドにより名称は異なりますが、総称して「3Dセキュア」と呼ばれています。
EMV3Dセキュア(3Dセキュア2.0)
従来の3Dセキュアは、EMV3Dセキュア(3Dセキュア2.0)へとバージョンアップし、本人認証方法が変化しました。
従来はパスワード認証を必ず必要としていましたが、3Dセキュア2.0ではほとんどの購入者が毎回のパスワード入力を必要としなくなります。
新たな認証としてリスクベース認証とチャレンジ認証の2段階の認証が行われます。
→ リスクベース認証とチャレンジ認証
リスクベース認証のみで安全性が確認されればパスワード等を入力する必要がありません。
ある程度のリスクがある(中リスク)と判定されチャレンジ認証に進む割合は全体の5%程度になりますが、ほとんどの方がシンプルかつ安全に本人認証を行うことができます。
ASJペイメントで提供している3Dセキュア認証サービスは、すべて3Dセキュア2.0です。
リスクベース認証とチャレンジ認証
リスクベース認証は、クレジットカードの利用履歴や使用された端末、商品の配送先住所など、複数の情報を分析して行われます。
この人所でリスクなしと判定されれば、パスワード等の入力は必要ありません。
認証の際に、購入者から認証プロセスは見えなくなるため、ユーザー体験が向上し、かご落ちの大幅な削減を期待できます。
ここである程度のリスクがある(中リスク)と判断されたり、法的に必要な場合、チャレンジ認証が実行されます。
チャレンジ認証は、必要に応じてリスクベース認証に続いて行われる認証です。
スマートフォン用アプリやショートメッセージサービス、メール等でワンタイムパスワードが送られ、購入者が入力することで認証する方法です。
カード発行会社によっては、生体認証などに対応している場合もあります。
3Dセキュア認証サービス導入時のメリット
- 安心して使える(本人認証)
従来インターネット上でクレジットカード決済する際に入力するクレジットカード番号、有効期限などクレジットカードに記載されている情報に加え、クレジットカード会員本人にしか分からないパスワードで本人認証を行いますので、クレジットカード決済の安全性が高まります。
3Dセキュア2.0ではほとんどの購入者が毎回のパスワード入力を必要としなくなります。 - 不正利用を未然に防止
クレジットカード情報の盗用による「なりすまし」や、悪質なショッピングサイトによる「カードの悪用」などを抑止できます。
3Dセキュア2.0においてはリスクベース認証・チャレンジ認証の二段階の認証により、さらなる抑止が期待されます。 - 店舗側の負担が減ります
不正利用による購入があった際、加盟店負担となる場合が多いですが、3Dセキュアを導入していれば、免責されます。
不正利用の発生がまったくなくなるわけではございませんが、チャージバック*が起きても加盟店負担とならない可能性が高まります。
*チャージバックとは?
クレジットカード会員が不正利用等により利用代金の支払いに同意しない場合、クレジットカード会社が加盟店様に対して支払いを拒絶することを指します。
チャージバックが発生した場合、利用規約に基づき、該当取引の売上金のお支払いを取り消します。
なお、すでに加盟店様へのお支払いが完了している場合や、直近のお振り込み分より相殺できない場合には、該当金額をご返金いただきます。
3Dセキュアサービスを利用するには
eリザーブPをご契約の方で、3Dセキュアサービスの利用をご希望の場合、別途お申込みが必要となります。ご利用料金は以下のとおりです。
- 月額利用料
- 3,300円(税込)
免責について
3Dセキュア取引が行われ、与信手続きなどが正常に行われた際、クレジットカード会員が利用を否認したとしても、加盟店リスクは免責となります。
ただし、加盟店様が利用規約に基づいて正しいネットショップの運営を行っていることが前提となります。
以下の場合は免責の対象外となります。
- 3Dセキュアを利用した決済について金額変更をした場合
- 定期購入・継続課金の2回目以降に自動で行われた決済