【 フェイクニュースに惑わされないようにしよう 】
インターネット上の様々なニュースサイトを見ていたあみですが...

- ついさっき見たニュースサイトに記事の訂正が載ってるわ。
誤った情報が拡散されるなんてあってはならないことよね。 
- その通りだね。
しかし最近は誤った事実がSNSなどを通じて
すぐに広まってしまうことが多いよね。 
- あ、確かによくあることかもしれない。
これって、SNSが日常の一部となったからこその問題かな? 
- 確かに、情報を容易に発信できるようになってしまった、
という意味では拡散しやすい環境になっているね。
でも度々デマが広まるようになったのは、
情報を受け取る側にも要因があるかもしれない。 
- 情報を受け取る側?

- 多くの人々は示された確実なデータよりも、
自分が信じたい情報を正しいと判断してしまう傾向があるという。
信じた後は、より真実味を増すように編集され、即座に
再び発信が行われてしまったりもするだろう?
これが安易にフェイクニュースが拡散してしまうメカニズムだよ。
いわば「口コミ」で広まるのと同じようなものだね。 
- フェイク(偽の)ニュースね。
私も知らず知らずのうちに、誤った情報を広めてしまうかもしれない。
発言には責任を持って気をつけないといけなさそうね。 
- わかっているようで、なによりだよ。
誰でも気軽に世界中に情報を発信できるとは言っても、
その心構えは忘れないようにしたいね。 
- 一人ひとりがそういう心構えでいればきっと、
フェイクニュースが広まることがなくなるよね。 
- ところが一概にそうとは言い切れないんだ。
今すぐに起きる、というわけじゃないけれども、
AIの手によって新しくフェイクニュースが
生み出されてしまうかもしれない、という
仮説が立てられていてね。 
- AIがフェイクニュースを?

- 嘘を作ることは、嘘を診断するよりも簡単なものでね。
AIの進化はフェイクニュースを発見するのに役立てられているけど、
裏を返せばAIがフェイクニュースを生み出す可能性も、
否定できないんだ。 
- つまり、AIにも真実じゃないことを誤って広めてしまう可能性があるのね。

- AIが、自身が作った情報をフェイクニュースと見破れずに
拡散してしまうということも考えられているよ。
あみがさっき言ったように、
知らず知らずのうちに、誤った情報を広めてしまう、みたいな感じかな。 
- AIもまだ発展の途中だから、完璧ではないのね。

- 少し未来の話ではあるだろうけどね。
AIがデジタル社会への不安を煽ってしまうこともあるだろう、
という予測が立てられているよ。 
- 私達もその不安に負けないように、適応していきたいわね。
それにしても、フェイクニュースへの対応策は私達に無いのかしら。 
- 一応現在も対策としての取り組みはあるんだ。
SNSの「Facebook」や検索エンジンの「Google」が、
主にこんなフェイクニュース対策を実行している。 
- なるほど。
対策がもっと進めばフェイクニュース問題はなくなるのかしら。 
- いいや、仕組みが充実したとしても完璧にはならないはずだ。
最終的には情報を判断する人間にかかっているからね。
大切なポイントが2つあるよ。 
- どうすればいいの?

- まず、ニュースの情報源を必ずチェックすること。
情報源となるサイトのURLが掲載されていなかったり、
曖昧な情報源だったら頭から信じずに、むしろ疑うべきだね。 
- 見てすぐに判断するのは、危険なのね。

- そうさ、そしてもう一つ。
不確かな情報、少しでも疑わしいニュースなんかを
決してSNSに書き込んだりはしないことだね。
軽い気持ち、嘘をつくという意図が無かったとしても、
拡散行為は間接的な加害者といえるからね。 
- うん、わかった!

次回をお楽しみに!