電網通信あみあみ

【 ネットバンキング利用者を狙う迷惑メール 】

ある日、あみがメールチェックをしていると・・・。

ami
あっ、頼んだ覚えが無いのに商品発送と不在に関するお知らせが届いてる。
気のせいか、前にもこんなことがあったような・・・
gen
察しがいいね、文面を見てみよう。
添付してあるzip形式のファイルを開いて印刷することを促している・・・
誘導の仕方が以前届いた迷惑メールとよく似ているし、迷惑メールの可能性が高いよ。 →「ばらまき型メール」に要注意
ami
やっぱりそうなんだ、経験を活かせたわ。
郵便局からのメールだと思って、うっかり開いてしまうとこだった。
gen
迷惑メールの手口も日々変化しているからね。
それに、特に注意したいのはこうやって送られてきたウィルスさ。
ami
えっ、何か特別なウィルス?
gen
これは「ROVNIX」というもので、日本国内のネットバンキング利用者を狙っている。
感染すると、とても大変なことになるよ。
ami
ネットバンキング、通信販売の支払いとかでもよく使われるよね。
ということは、まさか私の口座からお金を盗み出すの!?
gen
正確には口座の認証情報を盗み取られるということかな。
情報を奪う為に新たな攻撃機能を得ているんだよ。
ami
新たな機能?
gen
ブラウザ上でネットバンキングを利用する際、ページを偽のものに改竄するんだ。
もし、それに気づかずに口座の認証情報を打ち込むと、その情報が盗まれてしまうんだ。

攻撃機能 説明

ami
まさか、ブラウザに割り込んで偽のログイン画面で騙すなんて。
こんな方法は予想できなかったわ・・・
gen
このとても厄介なウィルスが原因で、不正送金の被害者が増加しているのさ。
年々増える国内の被害金額は去年だけで30億円を超えると発表されているよ。
ami
30億円!?そんなに!?
よっぽど被害者が増加しているということかしら。
gen
いや、被害件数は2割減のおよそ1500件に減ったんだ。
ami
あれ?
それって一体、どういうこと?
gen
被害額の増加の原因の主な理由は、銀行や信用金庫といった金融機関の被害が増えたことなんだ。
被害にあった口座の残高が多く、結果被害額も増加したというわけさ。

被害額 グラフ

出典:広報資料・平成27年中のインターネットバンキングに係る不正送金事犯の発生状況等について:警察庁
ami
銀行や信用金庫に大切に預けたお金が、こんなにたくさん盗まれたんだね・・・
gen
そう、たくさんの迷惑メールをばらまいて、多くの人に被害をもたらすだけじゃない。
こういった狙いを定めた悪質な攻撃を行うことが、巨額の被害を生むことになるんだ。
ami
いつか自分も被害に遭うかもしれないと思うととても怖いね・・・
gen
たかが迷惑メールだと油断して、取り扱いを適当にするのはよくないね。
対策は以前も説明したと思うけれど、覚えているかい?
ami
うん!
見知らぬメールに添付されたファイルがあってもうかつに開かないこと。
いろいろな手口で私達を罠にはめようとしているメールがあるもんね。
gen
そう、基本的な対策はそれでOKだね。
身に覚えがないメールは、慎重に取り扱うのを怠らないこと。
他にも、OSやソフト、セキュリティの状態は常に最新の状態に更新することが望ましいよ。
普段から心がけて注意を払うだけでも、こういった被害は防げるはずさ。
ami
わかったわ!
日頃からしっかり注意しておかないとね!

次回をお楽しみに!